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ストリーミングサービス smartSTREAM

導入事例
「春のセンバツ甲子園」のライブ映像とVODの配信を通じ映像メディアとしてのストリーミングの可能性を追求
株式会社毎日放送

注目が集まる「春のセンバツ」を題材に1998年からストリーミング配信を開始

青木 茂様

 1951年、民間放送として初めてラジオ放送を開始するなど、常に新しいメディアの可能性を追求してきた大阪の放送局、株式会社毎日放送(以下、毎日放送)様。同社では、「春のセンバツ」として長年にわたって制作・放送している「選抜高校野球選手権大会」の試合映像のストリーミング配信を、1998年から行ってきました。

  ブロードバンド普及前から、同社が放送事業者としていち早くストリーミング事業に乗り出した背景には「インターネットの映像メディアとしての可能性を探りたい」という目的がありました。

  同社のストリーミング事業を担当しているメディア開発局の青木茂氏は、「通信、インターネットというメディアで、同時にどの程度の人数まで映像を届けることができるのか、事業として成立し得るキャパシティがあるのか──。当時は、まずそうした基本的な部分の確認という意味での関心が強く、事業というよりR&D(研究・開発)に近いものでした」と振り返ります。

  以来、同社では「選抜高校野球選手権大会」や「高校ラグビー選手権」といったスポーツの試合映像を無料でライブ配信するほか、好きなときに見たい映像を見ることができるVODサービスも無料で提供してきました。



最高のファシリティ環境と技術力、そしてビジョンの共有がパートナーの条件

青木 茂様

 1998年、同社がストリーミング事業の開始にあたって、システムを安定稼働させるために選んだのが、NTTスマートコネクト(当時はNTT-TE関西)のハウジングサービス「mediaCONNECT」でした。

  「mediaCONNECT」を選択した理由について、青木氏はこう語ります。「NTTスマートコネクトは、安定稼働に必要不可欠な最高のファシリティ環境のみならず、ストリーミング技術についても豊富な実績とノウハウを持っています。また、CKP(サイバー関西プロジェクト)で、席を同じくしていたこともあり、当時のR&Dという目的と将来の事業展開を見据えたとき、次世代のビジネスモデルをつくる上で一緒に考え、提案してくれるパートナーとしての期待と信頼感がありました」

  NTTスマートコネクトは、その期待に応え、多くの大規模イベントのストリーミング配信を実施してきたノウハウを活用。同社による甲子園球場からのライブ中継をサポートしているほか、2004年にはアクセスが集中した場合でも安定した高品質な映像を配信できるよう、独自に開発した「ナビゲーションシステム」を導入しました。トラフィックが集中しないよう、最適なルートを選択することで、ネットワーク効率を最大化するというものです。また同年、「IPv6」に対応したサービスを実験的に提供。進化し続けるITに、スピーディに対応し、より快適な視聴環境を提供するための新しい提案を行っています。



大規模同時アクセスにもダウンしないビジネスとしての可能性を探る新フェーズへ

 ストリーミングに対する関心の高まりや、ブロードバンドの本格普及に伴い、「選抜高校野球選手権大会」へのアクセス数が急増。2004年には、連日、数千規模の同時アクセスが続きました。

  「大規模同時アクセスにも耐えられるという検証結果を得られた」としつつ、「放送と通信の大きな違いは、コスト構造にあることを痛感させられた」という青木氏。電波を用いた放送の場合は、エリア内において何人が視聴しようがしまいが、コストの変動はありません。一方、通信の場合はアクセス数とそれにかかる設備コストは比例の関係にあります。「1対1のユニキャスト方式でストリーミングを行う場合、アクセス数、つまり視聴率が高ければ高いほど、コストも高くなります。かといって、1対多のマルチキャスト方式では視聴者の属性を得られず、広告媒体としての価値が下がってしまう」(青木氏)

  2006年からは、ライブ配信を中止しVODによる配信に一本化することを決定。一方、新たに登録した利用者へのRSSリーダを使った情報配信を開始しました。
  「ログ解析を見ると、深夜にアクセスが増えていて『見たい時間に見たい映像を』というニーズの高まりを感じました。VODは従来の放送にはできない通信ならではのもの。通信と放送、それぞれのメディアの特性を生かし、また利用実態と照らし合わせ、いかに相乗効果を生みだしていくかが、これからの焦点になります」と語る青木氏。R&D的な側面が強かった初期の段階から、事業化をにらんだ実効性の検証へ、ストリーミング事業への新たな模索がスタートしたのです。

  事業化を視野に入れ、課金制度や広告媒体としてのあり方など、さまざまな課題に真摯に向き合う毎日放送様。「私たちは"放送のプロ"ですが、NTTスマートコネクトには"通信のプロ"として、これらの課題解決に力を貸してほしい」と、青木氏は締めくくりました。

  放送と通信、それぞれの特性を見極めながら、メディアとしての社会的役割とビジネスの可能性を追求する毎日放送様の挑戦を、NTTスマートコネクトは"通信のプロ"としてこれからも支えていきます。




企業プロフィール
株式会社毎日放送
設立 1950年12月27日
資本金 11億7249万円
事業内容 ラジオ・テレビの放送 他
本社 〒530-8304 大阪市北区茶屋町17番1号
Tel.(06)6359-1123(代表)
URL http://mbs.jp/


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