第1話「クラウドって何?」

2015/01/05

「クラウド」という言葉が身近になってきました。
でも、実際「クラウド」ってどんなもので、どんなメリットがあるのでしょうか。

最近「クラウド」って言葉をよく聞くけど、どういうものなの?
アナライザー?
それでは真琴さんにも分かるように「クラウドの基本」から説明しましょう。

意外に身近なクラウド

スマートフォンやタブレットを頻繁に使う今、意外と知らないうちに「クラウド」を使うことは多いのです。
まずは、メール、インターネットのブラウザを使って、真琴さんはWebメールを使うことはありませんか?
頻繁に見てるわね。
その他、オンラインストレージ。自宅でクラウドを預けたデータを、会社でダウンロードすることだってできます。撮った写真をクラウド上で仲間に共有するといった使い方もあります。
フォトストレージも私使ってるわ!
真琴さんの仕事に関係あるところでは、「遠隔医療」だってクラウドです。医療画像やカルテのデータをクラウドに集めて、遠隔地のいろいろな医師の診察を受けることが可能です。
うちには佐渡先生って名医がいますから必要ないかな?!

なぜ「クラウド」って呼ぶの?

でも、どうしてそもそもこういう仕組みを「クラウド=雲」って呼ぶの?
「クラウド」はクラウド・コンピューティングの略です。コンピューターのシステム図が雲の形で表現されたことに由来していると言われています。
「クラウド」って言葉はいつ頃から使われ始めたの?
ちなみに、「クラウド」という言葉をコンピューターサービスに最初に使ったのは米Googleのエリック・シュミットCEO(当時)による2006年8月の発言だと言われています。
好きな期間だけ便利なサービスが受けられる手軽さ、データをクラウド側に保管することで、セキュリティを確保できるし、メンテナンスもおまかせです。いつでも・どこでも・ネットにつながるどんな端末からでも利用できる「クラウド」は、ビジネスでもプライベートでも、さらに活用されていくでしょう。
よく分かったわ!

なぜ、クラウドが注目されているの?

なぜ、最近ここまで「クラウド」が注目されているの?
一つは、コンピューター同士を接続するためのネットワークのコストが安価になったからです。
過去のネットワークは高価でかつ、今よりは速度が遅かったため、ネットワークのコスト削減とネットワークの遅さをカバーするため、メインフレームを社内などのできるだけ利用者の近くに置く必要がありました。

最近では、ネットワークが高速化し、比較的安く利用できるようになったため、社外の集中管理されたデータセンター内のサーバーを利用しても、十分な性能を発揮することができるようになりました。
また、モバイルネットワークも普及し、いつでも、どこでも、誰とでもネットワークに接続できるようになり、また、スマートフォンやタブレット端末が普及したことも「クラウド」が注目されるようになった理由です。

通信インフラの発達の影響が大きいってことね!

企業でのクラウドのメリット

消費者の視点で考えるとクラウドのメリットが分かるけど、企業で普及しているのはなぜ?
まず、情報システムを運用する企業にとっての課題はどこにあるのでしょうか。その一つとして「情報システム運用コスト」を挙げる企業が多くなっています。運用には、システムを稼働させるコンピューターや、コンピューターそのものを安定稼働させるためのサーバールーム、そしてサーバーのOSやアプリケーションのメンテナンスが必要で、それぞれコストが必要です。また運用に関わる人件費も必要です。
情報システム運用って意外にいろんなコストがかかっているのね。

もちろん、大事なシステムを自社で構築し、運用した方が安全に運用できるものもあるでしょう。一方で、クラウドを利用した方が、トータルで安価に運用できるケースも増えてきていることから、クラウドサービスを選択する企業が増えてきています。

なるほど、コストが下がれば企業も導入するメリットが出てくるわね。