vol.1 仮想サーバーの選び方

2015/05/25

「仮想サーバー」ってどのように活用できるの?
「仮想サーバー」の利用シーンについて紹介しよう。

◎仮想サーバーの利用シーン

□ クラウドERP(Enterprise Resource Planning)の基盤として
□ エンタプライズアプリケーションの基盤として
□ ハイブリッドクラウド
 (オンプレミス、ハウジング、他社クラウド等と組み合わせた利用)
□ ビッグデータビジネス等ビジネスイノベーションの推進に
□ ソーシャルゲーム等のアプリケーション開発基盤として

 

大切なビジネスの基盤として活用するとなると、仮想化のメリット、デメリットをきちんと理解した上で活用方法を検討する必要があるわね。
そうね。仮想化のメリットやデメリットについて私が説明しましょう。

【メリット】

□ 短時間で手軽に構築できる(簡単に増やせる)
□ 必要なリソースを必要な分だけ利用(選択)できる
 =スケーラビリティに優れる
□ 初期費用を抑えることができる

 
【デメリット】

□ 物理サーバー以上にサーバー障害が業務に及ぼす影響範囲が広い
 →『可用性』を重視する必要性がある
□ 余剰リソースによるランニングコストが割高となるケース
 →キャパシティ管理と需要予測が不可欠
□ システムの増加に伴う運用・管理の煩雑さ、稼働の増加
 →構成が利用状況と合致しているかを把握

 

「仮想サーバー」を選ぶ時のポイントは?
「仮想サーバー」選定のポイントは4つあるわ。
1.可用性:故障・負荷対策機能
2.パフォーマンス:性能・柔軟性
3.経済性:トータル運用コスト
4.データセンター:ファシリティ・IPバックボーン

 

それぞれについてもう少し詳しく説明しよう。

1.可用性:故障・負荷対策機能

□ 冗長化構成がとられているか(サーバー、ストレージ、ネットワーク等)
□ 運用継続機能(High Availability・Live Migration・Live Capacity)
□ バックアップ機能
□ セキュリティ設計

 

2.パフォーマンス:性能・柔軟性

□ リソースの追加・変更(範囲については契約プランを確認)
□ ストレージの性能(容量・処理性能・機能・コスト)
□ 運用管理のしやすさ(仮想マシンの操作、スナップショットの操作等)

 

3.経済性:トータル運用コスト

□ システムに最適なリソースを使用しているか(リソース使用状況等)
 →リソース過剰の場合、イニシャルコストやランニングコストも割高
 →リソース使用状況を把握し、適切なリソースによる運用が肝心

 

4.データセンター:ファシリティ・IPバックボーン

□ クラウドサービスを運営しているデータセンターのファシリティと
 セキュリティレベル
□ IPバックボーンの回線容量
□ 運用監視に関する体制と範囲
 (24時間365日・物理サーバーや仮想マシンまで)
□ サービス品質保証 SLA(Service Level Agreement)

 

たくさん考慮するポイントがあるのね。
例えば、NTTスマートコネクトのサービスでみていくとどうなるのかしら?
それではいくつか紹介していきましょう。

 

< 耐障害性 >

『SmartFLEX』は、物理サーバーが停止した場合、ユーザー側で指定した仮想マシンを、別の物理サーバー上で起動し直すことにより、仮想マシンの継続運用を保つ【ハイアベイラビリティ(HA)機能】があるんだ。

また、物理サーバーに一定以上の負荷がかかった場合、仮想マシンを別の物理サーバー上へ自動的に移動(マイグレーション)させることにより、システム全体の負荷を平準化させる機能【ライブキャパシティ(LC)機能】もあり、システム全体の負荷を平準化させることも可能だ。※1

※1:HAプレミアプラン、HAプランの場合

さらに、仮想マシンを稼働させたまま、別の物理サーバー上に、手動にて移動(マイグレーション)させる機能【ライブマイグレーション機能】を使えば、何等かの障害が発生・予測された場合も、サービスを停止させることなく対応できるんだ。
脆弱性の対処時や、定期的に負荷がかかる処理を実施する時なども、サービスを止めずに運用できる点がメリットだ。※1
『スマートコネクト VPS』についても、万一障害が発生した場合にはVMWareのHA機能により自動的に他のサーバー上でVPSを起動する冗長構成をとっているのよ。

論理面での冗長性とともに、物理面でもサーバー、ストレージ、ネットワーク機器等サービスを構成する設備を冗長化※2しているの。

※2:ネットワークによっては冗長化しておりません。

また【スナップショット】で仮想サーバーのイメージを毎日自動で取得し、最新の5世代分(最大)をNTTスマートコネクトでバックアップを取っているから安心ね。さらにユーザー側でも任意で1世代分のスナップショットを取得できるので、OSやシステム等のバージョンアップも安心してできるのよ。
その他にも別のデータセンターへの多重化【レプリケーション】も行っているのよ。
VPSとネットワークの両方をユーザー単位で論理的に独立した設計を徹底し、セキュリティレベルも向上している点も安心ね。
両サービスともに、閉域網を利用できるから、より、セキュアな環境での利用も可能なんだ。
インターネットで利用する場合は、専用のコネクティビティで、他のユーザーのトラフィックの影響を受けないオプションにも両サービスとも対応しているのよ。

 

< パフォーマンス >

『SmartFLEX』の場合、物理サーバーを1ユーザーが専有するサービスなので他のユーザーの影響を受けないメリットがある。
一方、『スマートコネクトVPS』の場合は、物理サーバーを他ユーザで共用するサービスなので、他のユーザーの利用状況に応じて影響を受けるものの、低コストで利用できることがメリットね。

 

< コスト >

コストという観点では、リソースの使用状況を把握し、最適なリソースを選択することが大事ということだったけれど、その点はどうなのかしら?
そうね。仮想マシンの構築や設定はコントロールパネルで行うんだけど、両サービスとも、直観的に操作できることが特長ね。このコントロールパネルで、リソースの使用状況を一目で確認できるので、タイムリーに、最適なリソースに変更することができるよ。

 

< データセンター >

NTTスマートコネクトの仮想サーバーは、IX直結のデータセンターで運営しているためネットワーク品質が高い点も魅力なんだよ。
「IX直結」がサーバーにとっていい理由は?
インターネット上のプロバイダ(ISP)、インターネットデータセンター(IDC)同士の相互接続ポイントであるIXと直結していることは、ネットワークのボトルネックを回避することができるの。ネットワーク品質は、サーバーがネットワークを経由してデータをやりとりする処理速度に直接影響するため、サービス自体の処理性能に関わる点で、とても大切なポイントなのよ。

なるほど。これらのポイントを踏まえて自社に最適なサービスを選べば、クラウドサービスを上手に活用していけそうね。

 

「パフォーマンス」で選ぶ ” SmartFLEX ”

「可用性」・「経済性」で選ぶ ” スマートコネクト VPS ”