「マンガでわかる」動画配信
ライブ配信で拠点の壁を乗り越えろ（前編）

◆◇舞台◇◆

スマート工業

関西で機械部品の精密加工業を営む老舗のスマート工業。
ここ数年で海外への積極展開を実施。現在拠点数はアジアを中心に3カ所。
海外工場の生産レベル向上に向けて、海外技術者の指導や技術継承が課題となっている。

◆◇登場人物◇◆

須磨（すま）社長	スマート工業の社長を務める。55歳2代目。チャレンジ精神旺盛で失敗を恐れない。来舞君に海外技術者の育成を行うよう任命する。
来舞（らいぶ）君	入社5年目の若手社員。業務支援部門にて、営業のサポートを行っている。須磨社長から海外技術者を育成サポートするよう任せられる。
ストリーム君	ライブ配信を世の中に浸透させようと努力している妖精。来舞君のサポートを行う。

◆◇あらすじ◇◆

須磨社長から海外社員への技術指導について相談を受けた来舞君。来舞君のもとに、
突如現れた妖精（ストリーム君）からライブ配信の活用を提案されます。
ライブ配信の知識がない来舞君は、ストリーム君のサポートを受けながら、ライブ配信の理解を深め、必要な準備を進めます。

失礼します。須磨社長お呼びでしょうか。来舞（らいぶ）君。わが社も海外拠点が増えてきた。

さらなる拡大を図るためには現地の方への技術指導が必要だ。何かよい解決策を考えてほしい。本社の技術員が、現地へ行けばよいのではないですか。

国内でも技術指導員は限られている。海外に派遣などする余裕がない。また、現地へ向かうコストと滞在費出費が増えるだろ。いくらかかると思っている。ではマニュアルを整備してはどうでしょう。すでに揃えているが、熟練の技はマニュアルだけでは伝わらない。緊張感のある現場で実際に目にしないとダメだ。

うーん。ではお手上げですね。では・・・。それを考えるのが君の仕事だ。以上。

そんな都合のいい解決策あるはずがないじゃないか・・。動画配信ならどんなに離れた相手でもインタ?ネット回線があれば現場の空気もリアルに伝えることができるよ。なるほど。動画配信か！て、きみ・・だれ？僕はストリーム君。お手伝いするよ！
はぁ？細かいことは気にしない。動画配信をするには、①ライブ配信、オンデマンド配信の選定②動画撮影の準備③配信手段の準備④有料、無料の選定⑤配信会社の選定が必要だよ。じゃあ早速準備開始！

まずはライブ配信かオンデマンド配信のどちらにするか決めようか。動画配信にも2種類あるの？そうなんだ。インターネットで再生する動画は「ストリーミング」という方法を使うんだけどこれは動画ファイルをダウンロードすることなくデータを読み込みながら同時に再生する技術のことなんだ。
なるほど。その中のライブ配信は、なんとなくイメージできるな。リアルタイムで配信するという意味だよね。その通り！音楽でも録音とライブがあるのと同じだね。ライブ配信は撮影している映像をリアルタイムに配信するんだ。
では、オンデマンド配信は録画状態のものを流すということかな？そうだね。既にある動画ファイルを配信側がサーバーにアップロードしておき、視聴者は観たい時に観たいコンテンツを自由に再生できる配信方法なんだ。アーカイブに向いてるかもしれないね。
アーカイブみたいにいつでも観られるものをわざわざ時間を作って観るような人はいないよ。ここは、社長挨拶みたいに時間を決めて強制的に観てもらう方が確実だ。ライブならではの緊張感があれば動画に映る側のやりがいもあるはず！

なるほど、ではここはライブ配信でいこう！でも、ライブ配信となると撮り直しができないから、準備が大変だな。素人がうまくいくのかな。
ライブ配信は確かに準備がとても重要なんだ。準備も含めて任せられる業者を選ぶと安心だね。確かにライブ配信本番で肝心の映像がうまくいかないと、撮られる側も、時間を合わせて視聴している社員も「だから動画なんて役に立たないんだ！」と思われてしまうよ。
来舞くん、大丈夫、大丈夫！そこはプロに任せるといいよ。オンデマンド配信にすることも考えて撮影はお付き合いのある業者に当たってみてはどうかな。いくらライブの緊張感があるといっても、素人同然の固定カメラだけの映像だと、観る方の集中力がもたないからね。ストリーム君、ありがとう。なんとなくイメージがつかめてきたよ。ところで動画配信を観てもらうにはWebページの加工が必要なのかな？
そうだね。動画配信するには、それほど難しくないけどWebページに動画プレーヤーを入れるなど加工が必要だよ。自社サイトを外注しているA社にあらかじめ頼んでおかないといけないね。来舞くん、大分乗り気になってきたね（笑）

◆◇舞台◇◆

◆◇登場人物◇◆

◆◇あらすじ◇◆

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